インターネット・アカデミーの代表としてW3Cに在籍
今は日本を離れ、米国ボストンのマサチューセッツ工科大学(MIT)にあるWorld Wide Web Consortium(W3C)内で勤務をしています。W3Cは、ウェブサイトを作るためのHTMLやCSSといったコンピュータ言語の技術仕様を策定している、ウェブ業界の最高峰の国際標準化団体といえます。
私は、インターネット・アカデミーの代表としてW3Cに在籍し、世界中の技術者へ向けたオンライン教材の開発を担当しています。スペインやフランスで開催されたW3Cの会議に参加したときに、初めてお会いした外国人から「あなたが作った教材、とても良かったよ!」と話しかけられたときは、「自分が作った教材が、こんなに遠く離れた場所で利用されているんだ」と感じてとても嬉しかったです。
チャレンジを応援する社風
とにかくチャレンジ大歓迎というのがIBJの社風です。たとえば、今私がボストンで勤務しているのも、(会社の指示などではなく)私の「MITに行きたい!」という発言から始まりましたし、しかも、それを言った1ヶ月後にはボストンの地を踏んでいました。
しかし、チャレンジには困難がつきものです。日本を発つまでの1ヶ月間、MITとの交渉や英語での電話面接、アメリカビザの申請など、クリアしなければならない課題だらけでした。そのときに支えてくれたのは、同僚達の応援でした。英語が得意な同期社員は、業務終了後に遅くまで英語の特訓をしてくれたり、経理の方にはボストンでのオフィス契約や経費処理に関して細かくアドバイスをもらったりしていました。
誰かがチャレンジするときには、周りが励まし、応援をする。そのような社風があるからこそ、社員全員が失敗を恐れずにチャレンジをできるのだと感じています。
日本初から日本発へ
アメリカで仕事をすることで、これまでとは違う広い視野を持つことができました。ひとつ言えることは、Web制作のスキルを必要としている人は、世界中どこにでもいるということです。IT教育の基盤が整っているシリコンバレーですら、Web技術の習得に困っている人がたくさんいます。そういったニーズに応えるべく、インターネット・アカデミーを世界から求められるWeb専門スクールにしていきたいと思っています。「日本初から日本発へ」というIBJのビジョンを実現することが、私のビジョンです。